Vol.3|あなたも大切。私も大切。

ときめく人生

前回の記事で、

「大切な人を守りたい」という気持ちについて
書きました。

家族が困っていたら助けたい。

大切な人に何かあったら、
自分にできることはしてあげたい。

それはきっと、愛から生まれる気持ち。

だけど、

誰かを守ろうとするあまり
自分を犠牲にしてしまったら?

それは本当に
私が望んでいる「愛」の形なんだろうか。

 

そんなことを考えていたとき
ふと思いました。

これって、子育ても同じなのかもしれない。

「子どものために」が増えていく

子どもが生まれたら、
きっと多くのお母さんが
「この子を幸せにしたい」と思うはず

美味しいものを食べさせてあげたい。
好きなことをさせてあげたい。
できるだけ良い環境をつくってあげたい。

欲しいものがあれば、
できるだけ叶えてあげたい。

だから、

子どものために働いて
子どものためにお金を使って

自分の時間も
やりたかったことも
欲しかったものも

少しずつ後回しになっていく

そしてこれは、
親と子だけの話ではないと思う。

気づけば、
「自分のために何かする」ことにさえ
罪悪感を感じるようになってしまうこともある。

「このお金があったら、子どもに使える」
「私が遊びに行くくらいなら、家族のために使った方がいい」
「母親なんだから、私が我慢すればいい」

もちろん、それも深い愛だと思う。

でも、その先を考えてみたとき
私は少し違と思った。

子どもは、お母さんの背中を見ている

もし、

自分のために何も買わず
やりたいことも全部諦めて
毎日ボロボロになるまで働いて

「あなたのためだから」
と頑張り続けるお母さんを見て育ったら。

子どもは、
「私はこんなにも愛されている」
と思う一方で

「大人になるって、自分を犠牲にすることなんだ」
と受け取ってしまうかもしれない。

だったら、別の愛し方もあっていい。

好きな服を着て
好きなことをして

友達と出かけたり
ときには自分のためにお金を使ったり
やってみたいことに挑戦したり

夢を持って
人生を楽しんで

「今日も楽しかった!」
って笑っている。

そんなお母さんの姿を見ながら育つことも
子どもにとって
素敵な贈り物なんじゃないかなと思う。

「人生って、楽しんでいいんだ」

子どもは

大人が言葉で教えることだけではなく
大人がどう生きているかも見ている。

自分を大切にしている姿
好きなことに夢中になっている姿
失敗しても、また挑戦する姿
夢を叶えて喜んでいる姿
大切な人と笑っている姿

そんな姿を見ながら、

「大人になるって楽しそう」
「好きなことをしていいんだ」
「夢を持っていいんだ」
「自分を大切にしていいんだ」

そう感じられたら。

それもまた、
次の世代に渡せる
ひとつの愛なのかもしれない。

これは、子育てだけの話じゃない

そしてこれは、
親と子だけの話ではないと思う。

夫婦でも
家族でも
恋人でも
大切な友人でも同じ

誰かを愛すると
「何かしてあげたい」と思う。

相手が苦しんでいたら
自分が代わってあげたいと思うこともある。

でも、

「あなたを大切にすること」と
「私を大切にすること」は
本当は対立するものではない。

どちらか一方を選ばなくてもいい。

あなたが幸せになるために
私が不幸になる必要はない。

私が夢を叶えるために
あなたを置き去りにする必要もない。

目指したいのは
どちらかが我慢する関係ではなくて

あなたも大切
私も大切

その両方を叶えられる方法を
一緒に探していくこと。

「自分のために生きる」は、わがままじゃない

私はこれまで、

大切な人を守れるくらい
経済力のある自分になりたいと思っていた。

それ自体は、今も変わらない。

でも今回の出来事を通して
少しだけ意味が変わった。

誰かに何かあったときのためだけに
お金を持ちたいわけじゃない。

誰かを救うためだけに
強くなりたいわけでもない。

私自身も、

好きな場所へ行きたい
美しい景色を見たい
好きなものを選びたい
やってみたいことを経験したい
夢を叶えたい

そして、

大切な人にも
その人生を楽しんでいてほしい。

自分を犠牲にしながら
誰かを幸せにするのではなく

自分自身も幸せでありながら、
大切な人も幸せである方法を探したい。

そう思うようになった。

自分が幸せでいることも、愛なのかもしれない

誰かを愛することと
自分を愛すること

どちらかを選ばなくていい。
誰かのために頑張ることも愛。

でも、
自分を大切にすることも愛。

自分の人生を楽しむことも
夢を持つことも
豊かさを受け取ることも

決して誰かへの愛を減らすことではない。

むしろ、

自分が満たされているからこそ
余裕を持って誰かに優しくできたり
誰かの幸せを心から喜べたり

必要なときには力を差し出せたりする。

だから今は、こう思う。

「あなたも大切。私も大切。」

どちらかを犠牲にするのではなく
両方を大切にする人生をつくっていきたい。

そして、

ここまで考えて
ようやく私は気づいた。

私がずっと求めてきた
「経済力」や「自由」や「豊かさ」

それは、

大切な人を守るためだけに
欲しかったものではなかった。

私が本当に望んでいたのは——

大切な人と一緒に
人生を楽しむことだった。

次回、この4部作の最後に、

私がこれからつくっていきたい
「豊かな人生」について書こうと思います。

 

次回
Vol.4|愛する人“と”幸せになる。

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